ラッキーボーイ!そんな呼び名が浮かんだ夏の甲子園大会1回戦横浜高校のサヨナラ3ランを放った緒方漣選手。あんなに小さな体でと思いましたが、ところがどっこいラッキーとは失礼なほどのガンバリやさんで・・・。
目次
緒方漣選手はどんな選手?
まずはこの映像から。
1回線の横浜ー広島新庄戦、0‐2 9回裏 2アウト ランナー1、3塁 ワンボールからの2球目のシーンです。
ほぼど真ん中にきたストレートを見逃さず、鋭く振り抜かれたバットに打ち返された打球はレフトスタンドへと吸い込まれていきました!
逆転サヨナラ3ランホームランです。
しかも今大会第1号ホームラン。
2点ビハインドの9回二死。試合は決まったかと思われたなか、横浜の1年生 #緒方漣 がサヨナラ逆転本塁打を放った。横浜は再三のチャンスを広島新庄の厚い守備網に阻まれ8回まで無得点も、サヨナラ勝ちで2回戦進出。そんな激闘の #広島新庄 対 #横浜 の1回戦を振り返る。https://t.co/mUgCWbkxWA
— 集英社スポルティーバ (@webSportiva) August 13, 2021
緒方漣選手はこんな選手なんですよ~!
ここが凄い!
緒方漣選手は決して長距離バッターではありません。
体格からしてもそうは見えず、コンパクトに当てていくアベレージヒッターのように思えます。
ですが、甲子園のあの最後の打席、本人も”今までで一番いい当たりだった”と振り返ったように打球はレフトスタンドに吸い込まれていきました。
これは、きっと緒方選手のこれまでの野球人生の中で始めてのシーンだったのではないでしょうか。
コンパクトに振り抜く!
アウトになれば負け試合が決まる最終打席というそうそう出会わない場面。まして長打(らくらく2塁打以上)でようやく同点という場面です。
見ている方はホームランでサヨナラ勝ちだ!という期待を抱きますが、やってる方にしたら「そんな簡単なもんじゃない!」というのが本音。彼の心情はどのようなものだったんでしょうね。
このことに試合後、緒方選手はこう答えています。
「ボールの内側をしっかりたたく」
ただそれだけだったようです。
長打やホームランを打とう、などとは思わず自分の出来る事、すなわち自分のバッティングをすることのみを考え打席に立ったようです。そして2球目、その思いが結実したバット一振りが試合を決めました。
究極の場面で冷静に自分のバッティングができる、凄いの一言です。
華麗な守備が凄い!
また、緒方選手の持ち味は本来は守備にあるようです。
動画でも見ることができるように安定したフィールディングと送球がどれだけチームに安心感を与えているか、しかも1年生で。
ミスのない安定した守備、実は野球で勝つために一番必要な要素だと思っています。
確実に守れれば負ける要素が減っていきます。
また、ミスをしなければ精神的安定も保たれます。
その下地の上に攻撃の波を引き寄せ点を稼ぐのが野球という競技。
緒方漣たまらん緒方漣しか勝たん pic.twitter.com/0DlwhWT2zT
— ふく (@giants_yokoko) August 11, 2021
緒方選手のように守備に絶対の自信と安定性があることがこのような場面で活躍するために必要なのかなと思います。
この守備を買われてベンチ入りしたとのことですから監督の見る目同様凄いことですよね。
緒方漣選手のプロフィール
名前:緒方 漣(おがた れん)
生年月日:2005年6月20日生まれ
出身地:神奈川県川崎市
身長:167㎝
体重:62㎏
ポジション:内野手(遊)
投打:右投げ・右打ち
緒方選手は川崎市立川中島中学校のご卒業。
教育目標が「「知・徳・体・意」の調和のとれた人間性豊かな生徒を育成する」だそうで創立も戦後すぐの昭和22年。
公立中学校としてはかなりの伝統校ですね。
野球歴
3歳にして「買ってもらったグローブを寝ている間も離さなかった」という緒方選手。自他ともに認める大の野球好きだとのこと。
5歳から大島三丁目子ども会野球部で野球を始め、小4から元宮ファイターズ、中学生になるとオセアン横浜ヤングでプレーしたそうです。
中学3年生の時には「ヤングリーググランドチャンピオン大会」で全国優勝を成し遂げていますね。
小柄ながらも中学生時代から結構有名だったみたい。
そして、横浜高校では1年春からベンチ入りです。
横浜高校野球部 村田監督の言葉です。
横浜・村田監督 (緒方について)「1番にこだわって練習してくれた。動じない性格。正直、最後は緒方がやってくれるのではないかと思っていた」
ー日刊スポーツ 8月11日記事よりー
1年生にして監督にここまで思われるって凄い!ですよね。
緒方漣選手の身長が気になる!
現在うかがい知れる緒方選手の身長は
167㎝です。
ガタイのいい球児からすると小さいっちゃ小さいですが秘めたるガッツは一級品です。
緒方漣くん
まだ1年生でこれから身長伸びて体重も増えて打力がもっと向上すればプロ入り狙えるな。
横浜出身みたいやしベイスターズは今から徹底マークしといて欲しい🤓#高校野球 #baystars— サガのバカなマン (@Kn__9371) August 11, 2021
” 夢のような打席でした “#全国高校野球選手権#横浜高校#緒方漣 pic.twitter.com/pceF0zc34G
— おくまさん🐻 (@okumasannano) August 11, 2021
見れば見るほどかわいさも同居していますが
この先の2年間で心と体が大きくなり
緒方選手が”本当にやりたい”と思っている野球に向かっていけるといいな、と思いますよね。
横浜高校に期待!
一時代を築き上げた平田前監督時代から2020年に就任した村田浩明監督を中心にチームカラーも変わり新制横浜高校として初の甲子園大会を迎えます。
横浜高校にとって野球は「校技」として位置付けられているそうです。校長先生の意向のようですが
かつてとはちょっと違った輝きが期待されますね。
横浜高校は村田監督の元で完成度の高いチームになっていた。攻撃陣にはつながり・緻密さがある。”1年生らしからぬ”とはよく言うけど、杉山選手はマジでそれだった。金井選手が挫折を経て甲子園で躍動するかも見もの。優勝候補でしょうね。東海大相模の分も頑張ってほしいなぁ。
宮城県民の呟き笑
— ささこう (@sasako0907) July 28, 2021
スポーツの世界もスパルタから自主性へと練習への概念も変わってきています。(横浜高校の練習が実際にそうかは分かりませんけど)
横浜高校の新しい”強さ”が見れるといいですよね
まとめ
「緒方蓮【横浜高校】身長が気になる!レギュラーを勝ち取った華麗な守備が凄い!」をまとめました。
久しぶりの甲子園での1勝がミラクルだったとは言え名前も実力もトップクラスの横浜高校、注目です。
そして何より緒方漣選手の更なる活躍にも期待です。
応援してますよ~。
以上
Sports News Deliveryでした。