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陸上競技

右代啓祐(陸上)世界陸上内定取り消しの理由は?NETの声も!

陸上10種競技の右代啓祐選手の世界陸上への出場が取り消しになりました。

その理由がニュースを見てもよく分からないですよね!?

また、2020東京オリンピックは出場できるのかなども気になります。

目次

右代啓祐選手の世界陸上出場取り消しは何故?

2019年9月27日に開幕する「世界陸上ドーハ大会」に出場するはずだった10種競技の右代啓祐選手の出場取り消しがあったと発表がありました。

現地へ出発する10日前になって、右代選手に出場取り消しの連絡があった模様です。

これはひどい。

ニュースでは日本陸連が謝罪会見を開いて「誤選出」「不備があった」とのこと。

いったいどういう事なのでしょう?

日本陸連の内定方法

まず、世界陸上にエントリーするには日本の選手中から日本代表選手として選ばれなければいけません。

日本陸連の内定選考方法は「世界陸上ドーハ大会」に参加するための標準記録有効期間内に行われる「日本選手権」と「アジア選手権」を選考競技会と認定していました。

・参加標準記録を満たした日本選手権優勝者

・もしくはアジア選手権と日本選手権を両方制した選手

右代選手は2019年4月のアジア選手権で優勝し、さらに6月の日本選手権を制したので日本代表の資格を得ました。

日本陸連はその後も

・日本選手権優勝者が2019年9月6日までに参加標準記録を出した場合

・参加標準記録を満たしたワールドランキング上位者

・「参加標準記録を満たしたアジア選手権優勝者」あるいは「参加標準記録を満たした強化委員会が推薦する選手」

としていましたが右代選手以上の記録を出す選手が居なかったので、右代選手が日本陸連から世界選手権代表に選出されたのです。

世界陸上参加資格

ところが、実は世界陸上に出場するにはそのための参加資格が必要で、

日本側のみの選考で世界陸上からお呼びがかかるわけではなかったのです。

世界陸上側の参加資格を得るにはおおまかに4つの方法があります。

1・参加標準記録(8200点)を突破している

2・大陸選手権の優勝者や、長距離走における特定の大会での上位入賞者

3・IAAFダイヤモンドリーグなど特定の大会の優勝者

4・選考期間においての記録上位者。

1・に対して右代選手の選考期間内のベストスコアは7948点

2019年の記録はアジア選手権の7872点、これは2019年中では世界48番目の記録です。ですが、アジア選手権優勝者は世界選手権参加標準記録突破と同等とする、という規定もありクリアしています。

2・は2019年4月のアジア選手権で優勝し、大陸王者となっていてクリア。

3・4は該当していませんね。

つまり、日本陸連が出した「内定」はアジア選手権での優勝で1と2をクリアしていることが根拠で、右代選手はその「内定」をもって、世界陸上に参加できる、判断していたと思われます。

ここまでは、陸連側にも右代選手にもそんなに大きな間違いななかったかもしれません。

まさかの落とし穴?!

しかし、世界陸連の選考基準には大きな落とし穴があったのです。その「穴」がこれです。

「10000メートル、3000メートル障害、混成(十種競技、七種競技)、フィールド競技、ロードレース」については参加アスリートのレベルを踏まえてTechnical Delegatesの承認が必要となる

これは大陸選手権で優勝しても、(上記の競技に関しては)

それだけで世界陸上にはでられませんよ~。大会に出ても大丈夫かどうか見極めますからね、という但し書きがあったのです。

世界中から参加標準記録突破者やその他の大会での上位者、記録上位者などがエントリーしてくるので、

「いくら地区(アジア)優勝者でもその地区のレベルが低ければ出られないです」という事のようですね。

どうやら、この但し書きが日本代表を決定する際、考慮されていなかったようなのです。

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日本陸連の誤算?

今大会の十種競技の参加者数の目安は「24人」だそう。

前回大会はもう少し多かったようですが。

もし、4つの選考基準参加資格のうち1つでもクリアしている選手が世界中に100名いたとしても最終的に参加資格を得られるのは「24人」。

その100人から24人まで参加選手を絞り込むのですが、その過程のなかで右代選手は最終エントリー期限である9月16日に出場できないということが明らかになったという事らしいです。

では、日本陸連がこの但し書きを見落としたり、理解していなかったことってあるのでしょうか?

それは、いろいろな記事を見るとその但し書きは日本での注意書きとは違い、堂々と掲載されているとのこと。(文字の大きさももちろん普通?)それに日本陸連だってたくさんの大会を運営してきてますからまず「ない!」と思われます。

当然、日本陸連は分かっていた上で「内定」を出していますね。

ただ、そこに、誤算が2つ。

一つは、まさか「但し書き」がアジアの覇者に適用されるとは!

そしてもう一つは、まさか選考外の判明がこんな直前になるとは!

が挙げられるでしょう。

その誤算が現在、2019世界ランキングで25位に位置し、アジア選手権の優勝者を日本代表取り消し世界陸上を「不参加」にさせたと思われます。

世界陸連側の選考基準だと「レベルが基準を満たしていないので出場できません」ということになったようですね。

過去にこのような例は無かったという日本陸連。

もし「選考に漏れる恐れがある」という危機感があったら、右代選手はその基準を満たすためにの大会に出場する機会もあったそうなので、これは非常に残念ですね。

日本陸連の「考えが甘かった」という事ではないでしょうか。

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右代啓祐選手のTweet

右代啓祐選手のTwitterはこちらです。

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NETの声

今回のこの件に関して、NETでも話題です。

【追記】

日本陸連が記者会で述べた「代表取り消し」の記者会見です。ご参考までにご覧いただければと思います。

9月23日追記

報道によると、右代選手は急きょ世界陸上に出場できるとのことですね。

24人の選考選手の中で辞退者が出たとのことで繰り上がり的に加わったようです。

特に、それ以上でも以下でもないようですけど、ご本人からすれば「出られればいいってもんじゃない!」という気持ちもあるでしょう。いろいろ複雑だとは思いますが、本番で標準記録以上、できれば入賞くらい狙って頑張って欲しいですね。

まとめ

右代啓祐選手の世界陸上内定取り消しについて調査しました。

陸上競技に限らず、世界大会に日本代表選手として出場するのは大変なことです。

右代啓祐選手の前向きなTweetを無駄にしないで欲しいですね。

以上

Sports News Delivery

でした。

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