2戦2勝で初のG1レースへ登場するドゥラモンド(牡2歳 美浦手塚厩舎)は2021年のクラシックレースの主役級の馬です。血統も良く手綱を取るのは名手武豊ジョッキー。混戦の世代から頭一つ抜け出しますよ~。
目次
ドゥラモンドのプロフィール
Twitter発 朝日杯FS情報@美浦#ドゥラモンド#手塚貴久厩舎 #武豊騎手#ビゾンテノブファロ#小桧山悟厩舎 #山田敬士騎手 (※G1初騎乗)
まずは全人馬が無事に…#週刊Gallop pic.twitter.com/BDo2dM2Jch— 和田稔夫 Toshio Wada 週刊Gallop サンケイスポーツ (@toshio_wada) December 19, 2020
名前:ドゥラモンド
生年月日:2018年2月1日
出身地:北海道安平町 ノーザンファーム
馬主:シルクレーシングクラブ
厩舎:美浦 手塚厩舎
戦績:2戦2勝(新馬戦 アスター賞)
ドゥラモンド新馬戦 福島競馬場 2020年7月11日
【福島5R2歳新馬・芝1800m】
1着⑨ドゥラモンド(レーン)
2着⑪ゴールドベレー(北村宏)
3着②トロワエスポワール(三浦)好位からレースを進めて押し切ったドゥラモンドが新馬戦を制しました。阪神の新馬戦ダノンシュネラに続いてドゥラメンテ産駒が勝利をものにしています。#ラジオ日本 #jra pic.twitter.com/u0GpBQP88A
— ラジオ日本「土曜・日曜競馬実況中継」 (@keiba1422) July 11, 2020
まだまだ身体が出来上がっていない時期でしたが、上手な競馬で見事新馬勝をおさめました。福島デビュー馬としての活躍が期待されています。
2勝目 アスター賞(2歳1勝クラス) 中山競馬場 2020年9月12日
出遅れもなんのその、道悪競馬でも、大外ぶん回しでも力強い競馬で見事な勝利でした。1戦目、2戦目と素質の高さとセンスを感じさせる、と評価も上々です。
ドゥラモンドの強さはどこ?
ドゥラモンドはまだ2戦しかしていません。
戦った相手もそう強いメンバーとは言えないかもしれません。
それでも、「強い」と思わせてくれるのは
「センスの高さ」と「大人びたレースぶり」です。
2歳の競走馬はよく人で例えるなら”小学生”と言われます。まだまだやんちゃで、いろんな事を学習しながら体がどんどん大きくなっていく、そんな時期です。競走していることすら分かっていない若駒も多いとか。
そんな時期にコーナー4つの小回り福島でのソツのないレースぶり。また、出遅れて一番後ろから徐々に他馬を抜き去っていく大胆なレースと違うコースで、全く違う勝ち方ができるというのは「凄い強み」だと思います。
日々成長していく過程で、レースでのいい経験は何にも代えがたい財産になりますね。
父は2冠馬ドゥラメンテ
ドゥラモンドの父親は2015年の皐月賞(G1)とダービー(G1)の2冠を達成したドゥラメンテです。
ドゥラメンテは父が皐月賞、ダービ―を制したキングカメハメハ、母がエリザベス女王杯を連覇したアドマイヤグルーヴという超良血馬で、父母併せてG1を4勝してるという名門の出身です。
瞬間移動?した皐月賞(パトロールビデオ)
この映像はパトロールビデオと言って、通常のレース映像とはアングルが違います。レースの審判員が「レースが公正に行われているかを審議」するためのアングルで実況アナウンスなどもありません。ですが、父ドゥラメンテの有名な「瞬間移動」を見ようとするとどうしてもこの映像になってしまうんですよね。
レースの4コーナー入口付近、時間だと1’38”くらいからよ~く見てみて下さい。
「内側を走っていたドゥラメンテ②がいつの間にか大外にいる」なんてシーンを見ることができますよ。
進路妨害ギリギリのコース変更でしたが、この「瞬間移動」があったからこその優勝だったと思います。
母(シーズインクルーデッド)について
母のシーズインクルーデッドについてはあまり詳しい情報はないのですが、
アメリカで6戦1勝、デルマーデビュタントSというG1レースで3着の成績を残していたそうです。
その後、繁殖牝馬として日本へ来たとのこと。
これまで13頭の仔を産んでいて、ドゥラモンドはその11番目の仔です。
有名ところでは新潟大賞典(G3)を勝ったサンデーウィザード(牡)や
ダービー卿チャレンジCの(G3)勝ち馬ヒーズインラブ(牡)などがいますが、
G1を制覇した産駒はまだいません。
ドゥラモンドがその最初の仔になってくれるといいですよね。
狂気の血筋!?
父のドゥラメンテは当時、あまりの血統の良さ?に「狂気の血統馬」なんて言われていました。
血統についてはあまり詳しくないのでうまく説明できないのですが、よーするに近親の馬同士で構成されているので「血が近い」とかなんとか(笑)
それだけに気性が荒かったり、あるいはやる気がなかったりといろいろ大変な子が生まれてくることも多いこともあるそうです。
実際、ドゥラメンテも気性が荒くジョッキーも扱いずらそうだったことを思い出します。
ただ、そんな馬だからこそ「力がレースに向いた時」は爆発的な力を発揮することができたのかも?
ドゥラモンドはそんな父に、アメリカで生まれた血統的にも「遠い」存在のシーズインクルーデッドを母に生れてきました。
「狂気の血筋」から「優等生」が産まれている可能性が十分ありそうですよね。
まとめ
「ドゥラモンド(競馬)はダービーG1馬になれる?!父は瞬間移動のドゥラメンテ!」をまとめました。
偉大な父の後を追い、頑張れドゥラモンド!
応援してますよー。
以上
Sports News Deliveryでした。