競馬は血統が重要なファクターなのは言うまでもありません。でも、それが全てではないところが醍醐味でもあります。高額馬(血統馬)が勝つのを見飽きた方たちにお勧めなのが500万円で取引されたバビット号です。
目次
競走馬の価格っていくら?
ヤフーニュースで取り上げられてました。
菊花賞頑張れ!https://t.co/izEGmtcqvv— 頑張れバビット (@keiba11112) October 8, 2020
いわゆる安馬(血統的に人気のない馬)がJRA重賞を2連勝し、次走G1レースの菊花賞へコマを進めています。
なかなか見れない?痛快劇ですがそもそも競走馬っていくらなの~?と思いちょっと調べてみました。
すると、過去最高額だったのはディナシーという牝馬でその額なんと6億3000万円!続くのがアドマイヤビルゴ(牡)の6億2400万円、以下40位タイのワールドプレミア(牡)という馬で2億5920万円と億超えの馬がたくさんいることが分かりました。また、そこまで高くなくても数千万円台で取引されている馬はその何倍もいるみたいです。
ちなみに多くの活躍馬を送りだしているディープインパクト(2019年逝去)は7000万円だそう。
お馬ちゃんって高額なんですね。
ディープインパクトは7000万円で競走馬となりその後活躍は多くの人が知る所なりました。
ゲスな話ですが、競馬で稼いだ賞金が14億円余り、それだけで20倍というハイリターン、引退後の種牡馬生活ではいくら稼いだのか見当がつかないくらいです。
馬主冥利につきる!ディープインパクトはきっとそんな競走馬だったんだと思います。
そんな中、注目のバビット号は破格?の500万円だった!というのがなんとも驚きですよね~。
なぜ500万円だったのか?
では、なぜバビット号は500万円という価格になったのでしょう?
その答えは簡単です。 (出っ歯で)ズバリ!他に買う人がいなかったから。
どうしても欲しい馬が2人いたらどちらかが諦めるまで価格は上がっていくのがセリです。そこまで欲しくない場合は始めからセリに参加しないか、すぐに撤します。
バビット号は血統背景もさることながら、体のバランスやアゴの出方(出っ歯!)なども嫌われていたみたいです。
でも、競馬は分かりません。走ってみないとなにも分からないのです。
お馬、この前のセントラ…のバビットくん毛色がめっちゃイケメンで好きだね…流星も長くて綺麗だし pic.twitter.com/4qPX8bbBVF
— わかめ (@morui_wakame) October 7, 2020
あと、出っ歯の理由は分かりませんでした~。多分、両親どちらかの血筋なのかとは思います。
でも、ハンサムみたいでよかったね~(笑)
馬主の「感」でG1レースを勝っちゃう!?
このバビット号を射止めた馬主の宮田直也氏。馬主歴10数年で初のJRA重賞を勝ちました。しかもG3、G2と連勝中(初勝利から4連勝中)です。
多くの専門家たちがある意味見放したとも言えるバビット号を500万円とはいえ購入できたのはやはり「縁」でしょうか。
バビットって500万円落札の馬だったのか((゚□゚;))ラジニケ”セントライト記念連勝して次走菊花賞だもんな🤔デビュー前は高額落札馬ばかりが注目されるけど”やっぱり競馬にはロマンがあるなぁ~🐴➰💨🤣 #バビット #菊花賞 https://t.co/ihqhHqiAeO
— チバの落花生 (@Chibano_RA) October 6, 2020
宮田氏の話ではバビット号を欲しいと思った理由は「直感」とのこと。セリでは多くの馬が出てくる中きっと感ずるところがあったんだと思います。
いい馬かどうかを見極める目を「相馬眼(そうまがん)」といいます。見方に決まりもあるのでしょうけどそれだけだとこういった夢のある馬を手に入れることはできなんでしょうね。
勝利の女神はどっちに?
さて、先述しましたがバビット号は10月25日(日)にG1菊花賞へ出走予定です。
その場でいよいよダービー馬コントレイル号と対決します。馬主さんはキズナでも有名な前田晋二氏。生産牧場とタッグで日本の競馬界に君臨する大物馬主さんです。
コントレイルもセリに出せば3億、5億つけてもおかしくない馬(私見です)。
片や「感」で出会ったバビットとディープインパクトの子供として「計画的」に生まれてきたコントレイル。
さて、どちらに軍配が上がるのか。今からとても楽しみですね。
バビット号のプロフィール
セントライト記念で重賞2連勝中のバビット。
尾花栗毛が朝日に輝いていました。#バビット #菊花賞 pic.twitter.com/d5jH9DT6CY— 日刊ゲンダイ 競馬 (@gendai_keiba) September 30, 2020
バビット号 2017年5月1日生れ
父:ナカヤマフェスタ (父の父)ステイゴールド
母:アートリョウコ (母の父)タイキシャトル
北海道の大北牧場で生まれています。父のナカヤマフェスタは2010、2011年と2年連続で凱旋門賞に挑戦し、特に2010年はワークフォースにアタマ差2着の実績の持ち主。一方、母のアートリョウコは門別での1勝があるだけの地味な血統。確かに地方競馬で走っていそうな血統には見えます。
芝のレースや中央場所でやれるとは多くの競馬関係者が思っていなかったと思います。
ところが、デビューしてみたら11番人気の2着。その後3戦で未勝利を脱して以降は4連勝。破竹の勢いでG1レースを迎えます。
淀の3000mには魔物が住んでいる?
菊花賞(京都競馬場 芝コース 距離3000m)は言わずと知れた牡馬クラシック3冠レースの1つです。
最も速い馬が勝つと言われる皐月賞
最も運を持っている馬が勝つと言われる日本ダービー
そして
最も強い馬が勝つと言われるのが菊花賞です。
3歳秋にして3000mのレースはとても過酷です。距離が延びれば伸びるほど馬と騎手との連携(折り合い)も大切ですし、何より馬自身のポテンシャルが備わっていないと走り切ることすらできないレースです。
また、淀(京都競馬場)の3000mには魔物が潜むと言われています。
いや、特に怖い怪物がいるとかではありません。魔物の正体はただただ3000mという距離と2回の坂越えのこと。
今年の菊花賞も無観客で行われそうですから、今までよりは走りやすいかもしれません。それでも落ち着いて3000mを走るのは大変なことみたいですね。
全ての馬が力を出し切れるレースになってほしいと思います。
まとめ
多くの夢やロマンを背負ってG1レースを走るバビット号。ここまでの4連勝はタマタマできることではありません。
馬が強いからできることです。
6連勝でG1を3勝しているコントレイルは遥かに強い!ですが競馬は走ってみないと分からないもの。
TVの前の多くのファンを楽しませてくれるレースを期待しいたいですよね。
応援してますよ~。
以上
Sports News Deliveryでした。