2019年全日本大学駅伝競走。青山学院大学は惜しくも2位でしたが、その立役者が7区を区間2位で走りぬいた吉田圭太選手です。箱根駅伝でも勝利のカギを握る吉田選手の高校や父親がスゴイと評判ですが一体何が?
目次
吉田圭太選手の出身高校は?
広島の駅伝強豪校
吉田圭太選手が通っていた高校は広島県立世羅高等学校です。
ごくごく普通の公立高校なのですが、世羅高校と言えば「駅伝」と言っていいくらい広島では有名な高校のようですよ。
全国高校駅伝広島県予選 世羅高校男女アベック優勝
男子:優勝 2時間05分25秒(16年連続48回目)
女子:優勝 1時間10分47秒(11年連続13回目)12月の全国大会も頑張れ👍 pic.twitter.com/ybPKeht4Wi
— 小川瓦株式会社(公式) (@ogawakawara) November 4, 2019
このツイートにあるように世羅高校は広島県代表として男子48回、女子も13回全国大会への出場を果たしています。
中学からいい選手が集まってくるのだとは思いますが、
これだけ長い間、毎年変わるメンバーで、しかも駅伝で活躍し続けるというのもなかなか大変なことですよね。
しかも世羅高校は
1950年に男子の全国大会始まった時の初回優勝校で、
全国一の9回の優勝経験があり、2015年には全国唯一の同年男女アベック優勝、
その年に出した2時間01分18秒は大会記録になっているという
高校駅伝で記録づくしの学校だったのです。
そして、その年に2年生ながら4区を任されていたのが吉田圭太選手でした。
高校の先輩に!?
現在、青山学院大学の陸上部(長距離ブロック)監督の原晋(はら・すすむ)氏。
箱根駅伝といえば原監督(ジャイアンツではありませんよ)というくらいの有名人ですが
実は吉田圭太選手と同じ世羅高校の大先輩とのこと。自身も陸上部に所属し駅伝も走っていたそうですよ。
原監督のプロフィール
青山学院大学陸上競技部(長距離ブロック)の原晋監督がチャリティアンバサダーに就任!!
⇒ https://t.co/AOTQwZhUcs認定NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパンは、東京マラソン2020 チャリティ事業の寄付先団体です。
東京マラソン2020 チャリティ公式ウェブサイト:https://t.co/HuKaPSdF3C pic.twitter.com/zJasfJsrHJ— ワールド・ビジョン・ジャパン (@WorldVisionJPN) August 20, 2019
もう青山学院大学の駅伝監督さんというより、スポーツコメンテーターといった方がいいくらいメディアにも登場していますから、もう立派な芸能人?ですね。
名前:原 晋(はら すすむ)
生年月日:1967年3月8日(52歳)
出身地:広島県三原市
学歴:世羅高校ー中京大学
陸上歴:1979年~1995年頃まで
職歴:中国電力ー青山学院大学
もともと運動神経抜群の少年時代。幼馴染の勧めで陸上を始めたのが中学1年の時。校内マラソン大会では上級生を押さえて校内1位になるくらいの走り屋だったとか。
以来、ずっと走り続け世羅高校3年生の時に主将として全国大会2位、中京大学でもインカレ5000mで3位になっています。
ただ、どの大会でも必ず上がいる、ちょっと悔しい学生時代だったようですね。
それでも原監督の真価が発揮されるのはこの後の社会人人生なのだと思います。
なんと言っても、普通の(ご本人は伝説と語っているようですが)サラリーマンが
ほとんど無名だった大学の陸上部を全国一の強豪校に育て上げたことでしょう。
2019年で5連覇は逃してしまいましたが、負けてからが真価の見せどころと虎視眈々と復活を狙っているのでは、と思ってしまいますね。
吉田選手の父親も・・
増田明美さんのリポート。「(青学大6区の)吉田圭太さんのお父さんは広島・世羅高校出身で、原監督の後輩だそうです」。さっそく、密着取材でゲットしたトリビアが炸裂しました。#全日本大学駅伝 #監督車 #駅伝 pic.twitter.com/8ywTdsg8SB
— 朝日新聞スポーツ部陸上担当 (@asahi_runner) November 4, 2018
吉田選手の父親は祐嗣(ひろつぐ)さんと言うそうで、2歳上の原監督とは同じ全国大会で3区(1年生、祐嗣さん)⇒4区(3年生、原監督)の襷リレーをした過去がある同窓駅伝ランナーだったとのこと。
その後も世羅高校時代に活躍を続け、1988年のお正月若干20歳で、NTT中国の駅伝メンバーとして全日本実業団対抗駅伝競走大会の4区を走っていた記録がありますから
高校卒業後すぐに実業団入りしていたようです。
レースでは5位でタスキをもらい、誰も抜くことはできませんでしたが、誰にも抜かれないという堅実な走りだったみたい。その後も数年間NTT中国での記録が残っています。
そんな父親がいて、その先輩が監督をしているチームで駅伝を走る吉田圭太選手。心中いかばかりか、本音が気になるところですね(笑)
吉田圭太選手のプロフィール
名前:吉田圭太(よしだ けいた)
生年月日:1998年8月31日(21歳)
出身地:広島県東広島市
身長:172cm
体重:52kg
血液型:A型
種目:長距離・駅伝
吉田圭太選手の幼少時代の情報はほとんどなかったのですが、東広島市立高屋中学校では陸上競技で活躍していたことが分かりました。
とはいえ、この父親ですから小学校時代にただ遊ばせていたとも思えず、何らかのスポーツはしていたのかなと思います。
中学時代に全国大会への出場はありますが、飛び抜けてスゴイ選手というわけではなかったようです。
また、高校の時も駅伝の全国大会での優勝経験もしていますが、それも1,2年生の時。主将も勤めた3年生の時は自身の不調もあいまって7位にとどまっています。
やはり2連覇後の最上級生、しかも主将という立場が本来の力の邪魔をしていたのかもしれません。
その後、青山学院大学へ進みますが1年生当初は全国区の選手が集まる特異な環境下で陽の目をみることができなかったようです。
それでも、吉田選手が持ち前のパワーを発揮する時がきます。
2年生になるとインカレ5000mでの3位を皮切りに出雲駅伝で4区、大学対抗駅伝で6区、そして箱根駅伝では9区を任されるまでになり、大学3大駅伝全てで区間賞を獲得するまでの力をつけてきました。
#箱根駅伝 9区
🥇吉田圭太 選手(青山学院大) 1:08:50ひとりで3分以上詰めて区間賞!これで、出雲・全日本・箱根駅伝全てでで区間賞!個人三冠達成!!!過去にもこんな速く、強い選手思い当たらない。ただただ強かった! pic.twitter.com/OodgA1wR9c
— りさ (@Rs_2151) January 3, 2019
ただ、3年生の2019-20シーズンは出雲駅伝5位、大学対抗駅伝は自区でトップに立つも最終区で逆転を許し総合2位とチームとしてまだまだ力をつけないといけない状況にあるようです。
今シーズンは他大学との鍔迫り合いを繰り広げていますね。箱根でどのようなレースが展開するのか今から楽しみです。
まとめ
駅伝競技は1人だけ強くても勝てる競技ではありません。
ですが、1人の走りが全員の走りに影響してチーム全体が強くなることはあると思います。
2020年の箱根で、吉田選手がどの区間を走ることになるのかは分かりませんが、
父親や監督と同じ高校のDNAを持つ選手として、きっとその期待に応えるような走りをしてくれるのではと期待してしまいますね。
個人的には総合優勝を狙うには復路勝負、9区での走りをと願ってしまいますが、原監督がどう考えるかも楽しみです。
強い青学から、負けない青学へ。
そんな走りを期待できる吉田圭太選手。
応援してますよー。
以上
Sports News Deliveryでした。
『追記』
箱根駅伝2020が無事終了しました。結果は青山学院大学の総合優勝!で幕を閉じましたね。
#箱根駅伝2020 #箱根駅伝#青山学院大学 #吉田圭太#青学 のエース、1区を走った吉田は、昨年約5カ月に渡りニュージーランドに留学。「日本ではできない距離を踏めたのもよかった」と語っていました。
成果が結びつき、2年ぶり5度目の総合優勝です!!https://t.co/4OVuiFC6cL— 4years. (@4years_media) January 3, 2020
1区を走った吉田圭太選手は 1:01’31”で区間7位。とは言え1位創価大とは18秒差(約110m)。落ち着いた走りで見事先陣の役割りを果たしましたね。
また来年の活躍を期待しています。
お疲れさまでした~。